※2月9日加筆しました

メルセデスベンツは、半自律運転機能を実現するために次世代自動車プラットフォームのLuminar LiDARセンサーを使用すると発表しました。オースティン、これはかなり大きなニュースでしたね。このセンサーはメルセデスの車にどんな風に使われるのでしょうか?

Brian Sozziのインタビューからスタート

わたしたちがメルセデスと行っているのは、こうしたLiDAR技術を自動車に搭載し、周囲の世界を正確に3Dで見て理解できるようにすることで、自動車をより良く理解し、より安全なアシストや自律走行機能を実現することが目的です。これらの機能を実現するためにメルセデスと協力してきました。しかし、実現には多くのことが必要ですね。ロボタクシーのテスト用車両などと異なり実際に消費者向け車両を想定しているということですから。メルセデスは、安全性、ラグジュアリー性、そして自動車産業の頂点に立つすべてを象徴するブランドとしてこれ以上ない存在です。

インタビュー画面に下落していくチャートが並ぶ

オースティン、ジュリーです。わたしたちはずっとあなたの仕事をかなり密接に追いかけてきましたが、実際にわたしたちがこの技術を搭載したメルセデスに乗れるようになるのはいつ頃になりそうですか?

Julie Hymanからド直球の質問

まず具体的なスケジュールや予定されている車種は開示されていません。ですから最終的には次世代プラットフォームに統合し、さまざまな車両モデルやアーキテクチャに幅広く対応できるようにすることが目標です。これらはそう遠くない未来に到達するべき目標のひとつです。 基本的な技術としてはこれまでと同じくルミナーのLiDARテクノロジー・Irisが使われており、デバイスの性能を向上させるための努力もメルセデスと共に継続しています。ボルボからSAIC、さらにはメルセデスだけでなくダイムラートラック、そしてもちろんMobileyeやNVIDIAといった技術パートナーも同様ですね。

2021年の売上予測(少なすぎてほぼ意味なし)

業界のスタンダードを作り出すという野望

これまでいくつもの契約を締結してきましたよね。新しい契約のたびにお聞きしてきたことですが、ルミナーの製品はいつ生産を開始するのでしょうか?

ちょっとニヤッとするオースティン

今年の年末の量産に向けて、すべてが大きく動き出しているということです。現段階では開発用途が中心でしたから量産車向けに製品が搭載されるのはIrisが初めてになります。結果としてIrisテクノロジーは今年末に向けて生産をスタート、その後数年間に渡って本格的に稼働を始め、最終的には10年後までに業界全体で標準化された主流技術として採用されるビジョンが見えてくるでしょう。

安全面での劇的なメリットを考えれば、その頃までにほとんどの大手自動車メーカーがこのシステムを一般消費者向け車両に搭載していないほうが不思議ですね

”1兆ドルの可能性がある”

投資家たちはまだあなたの進めていることを理解していないと考えていますか?今後5年間でドライバーがハンドルに手をおいている必要があるかどうか、というようなことよりもさらにもっと安全性について考えているのでしょうか?

最初の質問についてはイエスですね。それが最近資金調達を行って大規模な自社株買いを行った理由の一つでした。わたしたちはこのビジネスに大きなチャンスがあると考えており、率直に言って現時点では非常に過小評価されています。あらゆる要素を考えてビジネスが成功するとしたら1兆ドルのチャンスが(筆者注※もちろん売上という意味ではない)開かれている参考:ARKインベストの分析)と考えています。

しかし、わたしたちがどのような企業であるのかという観点から言うと、安全性に関わるものであることに疑問の余地はありません。Waymo、Cruise、Argoといったロボタクシー会社の未来には数百億の価値があると言われていますが、それらとは全く異なるビジネスであって、わたしたちの目標は年間数兆の生産規模を持つ既存の自動車産業を活用し、製品を消費者の手に届けること、そして次世代の安全性能と自律走行性能をできるだけ早く実世界に送り出し、次の10年ではなくこれからの10年で実現させることです。

この分野には競合他社がたくさんいますよね?ちょっと長期的な話になりますが、どの程度のマーケットシェアを握れると考えていますか?ルミナーが2桁シェアを獲得するなどマーケットを支配できると思いますか?

技術的な面でもビジネス的な面でも、そして財務面でもLuminarはそうなると思います。

しかし、様々な面で現段階で既に他のどの企業よりも優れているとは言っても、結局重要なのはそもそもどれだけちゃんとものを作れるかだと思います。わずか3~4%の市場浸透率でとんでもない規模の売上、大きな成長を実現することができるのですから。ですが生産能力についても確実にレースをリードしていますし、圧倒的な差をつけています。

メルセデスがLuminarに出資することにサインした背景は何だったのでしょうか?

これはメルセデスとの包括的な取引の一部で、株式の対価として特定のサービスやデータが提供されます。結果的に製品の品質や安全性、自律走行機能などを継続的に改善することができるようになりました。

さらには、技術的・ビジネス的・財務的な面で我々のビジネスの一部として素晴らしい人たちを巻き込むことができていることをご存知でしょう。これこそが何よりも意義のあることだと思っています。

メルセデスのマーカス・シェーファー氏と。後ろはおそらく現行のW223 Sクラス

※上の画像はこのブログ独自の加工、推測です


オースティン・ラッセルのインタビューを翻訳するのはかなり難しいですね。ただでさえ早口ですし”I, I, I think ah, yeah I think…”とか”like wow, yes…”とかが多すぎて途中で疲れてしまいましたのでだんだんおおざっぱな抄訳になってしまいすみません。

1兆ドルの市場を狙うルミナー・テクノロジーズと、ボルボ、メルセデス、そしてNVIDIA、Mobileyeなどの強力なパートナー企業たち。みなさんはその未来を信じますか?

2 thoughts on “Yahoo! Financeで語った1兆ドルの未来”
  1. 今回の記事もとても面白かったです。ありがとうございます。
    さて、朝起きたらビッグニュースきましたね!!ベロダインとアマゾンの提携ですか!!!爆上げ確定ですね!!

    1. いやー驚きましたね、アフターの上げ方がもうネタかというぐらいで夢があります!元祖LiDARにはこのまま頑張ってほしいです

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