※1月17日(月)一部記事追加

米国株解説ブログ「ルミナー・テクノロジーズ研究所(仮称)」のMr.Stockです。

色が白くてマシュマロマンと呼んでいる8ヶ月の娘がLAZRチビTを着た写真つきでLuminarのツイートにリプしましたら公式から❤ついていました。

年末にハイテク株がかなり打撃を受け、わたしのポートフォリオも個別株に関してはずたずたになりました。瞬間的に桁外れの含み益が出てから下がりに下がって一時数百万円の含み損というどんでん返しに。前半に日本株で相当利益を出したのですが2021年通期ではパフォーマンスがほどほどに落ち着いてしまいました。主な要因はほぼ$LAZRで、これは言ってみればみなさんと同じくもう含み損ありきの先行投資です。負け惜しみを言っているわけではなくプロではありませんので投資を1年で区切って考え決まった時期に必ず利益が出ていなければならないということはなく、自分の目指したタイミングで狙った利益が出ればそれでいいのです。

2021年の年初から年末で何%上がった下がったという実績はわたしにとって全く意味がなく、過去何年にも渡って30%以上の含み損さえ1ミリも気にせずほったらかしにしてきた結果長期投資が成功していると思っております。今はルミナーの株価が15ドルでも18ドルでも、数百万の含み損があってもあまり関係ないです。現段階では次に仕込む株を決めていませんが、SPAC中国企業(またはその影響下にある企業)を除外した上で長期的な成長性を見込める新興企業を検討したいので当面先行投資が続くかもしれません。その間株と同じくどんどん買い続けているワインやシャンパーニュはさすがに少し自粛することにしましょう。

CES2022ではかなりの注目を集める

ようやく本題に入っていきましょう。CESでのハイライトはルミナー公式が用意したこのYouTube動画を見るだけでもじゅうぶんでしょう。最も注目を集めたのはサムネイルにも出ているIris搭載車両(Lexus RX / NX)vs テスラ モデルYの自動ブレーキ対決です。

自動ブレーキを実現するProactive Safetyのプラットフォームについて触れる前に、まずはCESに関する説明から。

CESは、かつてConsumer Electronics Showと名付けられていたその成り立ちを知っている方なら逆にコンシューマー向けの展示会だと誤解しておられるかもしれませんが、一般消費者には公開されていない業界向けのテックイベントです。最先端の電子機器製品やプロトタイプが発表されることから当然毎年大きな注目を集めており、今年は特に自動運転などのモビリティ関連が話題になりました。

オースティン・ラッセルはスターの風格(格好はどう見ても一般スタッフ)

手前にあるのがボルボが発表したコンセプト・リチャージ、奥のトラックはパッカーNasdaq:PCAR)の子会社ケンワースKenworth)のT680。ボンネットトラックはほぼ北米にしかないので日本で見かけることはありませんが大きくて非常に迫力がありますね。T680の紹介はこちらの動画で。見た目クラシック感も漂う車両ですがADASをはじめとする先進機能が詰め込まれたモダンなトラックです。Luminarのデモ車両はケンワースのロゴも含め黒塗りされていてマッドマックスに出てきそうな雰囲気。

ルーフトップのLiDARユニットは機能性のアピールにも貢献

車にあまり詳しくない方ですとボルボというブランドに対しいまだに古臭いイメージを持っている人が多いようですが、近年のボルボのデザインはこの写真をご覧になってもわかるように極めて洗練されており、人気の高まりとともに当然ながらセールス面も絶好調。特に事実上ボルボのハイエンドブランドであるポールスターGGPIとの合併が完了するまではボルボによる出資比率49%強、合併後のティッカーはPSNY)についてはEV界で最も美しく優れたデザインのひとつではないかと思います。SPAC上場の株は買わないと言いながらPSNYPolester Automotive Holdings UK)には2024年以降を見据えた長期でかなり興味がありちょっと検討中です。※PSNYは少なくとも2023年までの間1セントの利益も出しません。

少し蛇足ですが、合併完了は第2四半期までに行われる見通しだということで、おそらく4月中に何らかのアナウンスがあり5月~6月頃にはPSNYとしての一歩を踏み出すことになりそうです。

右端はプレス対応中のオースティン。どうみても一般のスタッフ

そしてこちらがProactive Safetyをトラックで実現するためのインテグレーションシステムBlade Conceptのデモカー。その名の通りブレード形状のユニットに3台のIris LiDARがインストールされています。ケンワースT680に後付けされていますがデザイン上の違和感もなくなかなかよく作り込まれている様子。自動運転については自動車向けが最も注目されていますが、おそらく最初に浸透していくのはこのトラック市場になることでしょう。自律運転による安全性向上も当然のことながらトラックドライバーの人手不足を解決する方法としてほかに手段がなくなっているため切実です。

注目の対決、またもテスラおちょくられる

LiDARを搭載した車両とテスラのモデルYの自動ブレーキ対決については皆さんもうご存知だと思います。プロアクティブセーフティーの効果が誰にもわかりやすく証明されている動画です。

様々なシナリオを想定し、ダミーの人形を使って行われたAEBのテストではまたもやテスラが散々な状況に。わたしが驚いたのはこの動画(下)でした。

カーブを曲がってきたレクサスがダミー車両の影から出てきた子供のダミー人形(4ActivePA)の手前で自動ブレーキをかけ、衝突の回避に成功しています。見たところ結構なスピードが出ており、一般道を想定したテストとしてかなりのインパクトを与える映像です。

さてここからがまたややこしい話なのですが、このデモンストレーションに対してまたもやテスラのファンから意味不明なバッシングが大量に寄せられています。散々あちこちで読んだものの中から例をあげると、

「実際の子供を使っていない欠陥テストだ、コンピュータービジョンはこんなの簡単に学習できる。ルミナーに都合の良い作為的なもので、実際の子供を置いていればどちらも止まっていたはず。」

と言うような冗談なのか本気なのかよくわからないリプライが山ほど投稿されています。こんなのも簡単に学習できていないから止められなかったわけで、本物の子供でテストすればなどと意味不明な発想がよくできるものです。仮に冗談だとすると子供をもつ親としては極めて不快ですね。ここで使用されている4ActivePAは世界中の自動車メーカーで安全性を確認するために使用されていて、まかり間違っても人間でテストするなどという企業はどこにもありません。あ、この前富山の自動車ディーラー(ホ○ダ)でダミーとなるパネルを持っていた方が自動ブレーキが作動せず衝突したという不幸な事故がありましたね。

また、ほかにも「FSDのバージョンは最新だったのか?」など全く頓珍漢なリプもたくさんありましたがこうしたテスト動画を見ても物事を理解できない人に説明するだけ時間の無駄でしょうね。

そもそもテスラの自動ブレーキとは

テスラは公式サイトのAEB(Automatic Emergency Braking)の説明の中で「前方に車両や歩行者などを検出すると衝突を軽減するために自動ブレーキが作動します」と説明しています。この機能は全てのテスラ車両に実装されており、FSDにアップデートすればオートパイロットに比べてもっと検知するとか、もっとブレーキが強く作動するという問題ではないわけです。テスラ「FSDにアップデートすれば歩行者に衝突せずに済みますが、オートパイロットではセンサーもブレーキも弱めなので衝突するかもしれません」となりますかね。FSDについての議論は長くなるので別の機会にしますが、値上がりして価格が高いと受け止められた可能性はあるにせよ利用率があまりにも低下しすぎではないでしょうか。

そして、去年1年間を通じて再三書いてきたように、ルミナーはカメラがいいのか、いやLiDARのほうがいいのかという二択問題を提起したことはなく、カメラだけでは足りない部分を補足するのがLiDARだと一貫して唱えているのにいまだ一部のテスラファンは「LiDARはだめだ、カメラのほうがいい」、「人間にはLiDARはない、目の代わりにカメラがあるだけでいい(あなたの目は8個もあるのかい)」こんな議論を延々と続けています。挙句の果てにはテスラとLiDAR搭載車両を比較したテストが「作為的だ」ですからお話になりません。

ルミナーはCESのまとめ動画をリリースしたあと、プロアクティブセーフティーの解説動画を追加しています。後ほど今書きかけているその解説動画の解説を上げようと思っています。

記事の最後になりましたが本年も楽しくがっちり儲けていきましょう。どうぞよろしくお願いいたします。

2 thoughts on “CES2022まとめ”
  1. 本年もよろしくお願いします。
    ルミナーいよいよ今年から本格始動ですね。非常に楽しみな一年になりそうです。さて、個人的にはベロダインにも注目しています。年明け早々にQinetiQとの契約を締結したとのニュースが入りましたね。両社がライダー業界を引っ張ってくれることを願います!

    1. ハドウさん、こちらこそよろしくお願いいたします。ベロダイン、まだ持ってますよ。LiDARが浸透するためにはLiDARメーカーで10億ドル企業が出るようにならないと厳しいでしょうね。ベロダインにはせっかくネタがあるのに活用しきれていない広報の下手さをDMでぶつけてみようと思っています。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。