Q2後のインタビュー内容より要約(前半)
Q2後のインタビュー内容より要約(中)

これで終わるつもりでしたが終わりませんでした。長いですね。実はこの後が重要なので以下の内容についてはサラッと読んでくださればいいと思います。←良心的

ひととおりルミナー側のプレゼンテーションは終わり、投資家側の質疑応答の時間が始まります。まずはシティのItay MIchaeliから。

投資会社からの質疑応答

イタイ・ミカエリ Citi

受注の見通しについてもうちょっと詳しくお聞きできますか?既存顧客ではなく新規で未発表の受注があれば教えてください(言うわけないだろうけど)。また設備投資についての説明と2025年までの生産量についても。

フェニモアとラッセル Luminar Technologies

受注残高の伸び率は40%から60%に引き上げました。ちなみにこの数字は今年度のものです。年初は21億ドルありましたのでそこから少なくとも60%伸びると考えています。これについては年内に詳しくご説明できるはずです。

※以下、長くなるのでわかりやすく意訳しています
今のプロジェクトは突然のビッグサプライズのために進めているのではないので、これまでの受注のために生産体制の準備を加速させていると思ってください。しかし自動車を生産するのとは違って数十億ドルを投資するというようなものではありません。2017年から投資をスタートした先進的な製造プロセスが具現化したということになります。量産化に達するのは非常に難しいのですが、並行して規模を拡大して大量受注に応じられる体制にしなくてはなりません。需要の高まりに応じるため追加投資を行ってきたわけです。


ジョシュ・ブチャルター Cowen

25万台まで生産できるという話を聞きましたが、それが限界なんでしょうか?それとも、もっと野心的な目標がなにかありますか?量産開始時のマージンについてはなかなか厳しいものがあると思います。今後(買収した)フリーダムフォトニクスの統合により生産コストを下げられるのでしょうか?

オースティン・ラッセル

今の段階では研究開発費用や工場の間接費がコストに反映されるため利益率は厳しいかもしれませんが、わたしたちはIrisのコスト目標を500ドルと明言しており、最終的な目標として100万台単位での生産が可能になった時100ドルという数字が達成できると考えています。つまりまだ実現できていないことはたくさんあるわけですが、コスト削減の決め手としては高価なコンポーネントを集約するのではなくアーキテクチャの設計を根本から見直す必要があるでしょう。簡単なことではありませんがわたしたちはそれを実現するべく追求してきました。

トマス・フェニモア

2024年の販売台数について具体的なガイダンスを公表するつもりはありません。しかし2024年になったとき、生産体制はかなり健全な稼働率に達しているであろうと申し上げます。

BOM(コスト)500ドルについては専用設備を今年後半に稼働させることで目標を達成できるだろうと考えています。厳しい環境ではありますがチームは非常に順調に仕事を進めています。なお、100ドルの目標は将来的なもので、超大型設備や将来的な技術革新が必要でしょう。しかし、最近の投資先は100ドルという長期的目標に大きく貢献してくれるはずです。


マーク・デレーニー Goldman Sachs

サプライチェーンの構築について詳しく教えてください。どの程度のスピードで量産できるのか、サプライチェーンの制約がある中で増産は可能なのでしょうか?※半導体問題を念頭に置いた質問のよう

オースティン・ラッセル

今のところ、今年と来年に関しては大きな影響は受けていません。しかし現場は大変だろうと思います。シェリル・ズーラ(サプライチェーンのVP)は必要なパーツを手当して不足がないように非常にいい仕事をしてくれています。今年はパーツを揃えるためのコストがいろいろと割高になっていますが来年には量産体制に入っているのでそうならないことを願いたいですね。

ルミナーのサプライチェーンを支えるのはこの方

トマス・フェニモア

最終的にはサプライチェーンの制約より規模の問題が大きくなるので、専用ファクトリーを増強して生産能力を拡大するという運びになるでしょう。


ということで、さらに続きます。問題はこの後のルミナー側の発言です。

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