実はこのブログ、読者の何割かはアメリカやドイツを始め世界10ヶ国以上からのアクセスで、最もよく読んでいただいているのはアメリカのユーザー。わざわざ翻訳してまで読んでくださっているようで恐縮してしまいます。そして当たり前ですがルミナーについてマニアックなほど詳しく調べている方がわたし以外にも結構おられるんですね。DMで貴重な情報をいただくことも増えました。未来がどうなるかは神のみぞ知る、ですが多くの皆さんが思っておられるよりもルミナーの可能性は水面下で深く大きく広がっているとだけお伝えしておきましょう。

そしてここ最近ツイッターのDMで国内外から直接「よく調べてますね」とか「こういう記事書いてよ」なんて言ってくださる方がいらっしゃりとても励みになっているのですが、現在ドイツ車メーカーのとある部品の開発の最終段階に来ており、まもなく納品に向けた追い込みを行っている最中でなかなか手を付けられずにいます。来月初旬には納品が始まるのでまた落ち着いて調査を始めたいと思っています(ルミナーについて調べるかどうかはわからない)。


この記事は以前書いたLiDAR:プロアクティブセーフティーの基盤の続編となります。ルミナー・テクノロジーズが掲げる最先端の運転支援システムそして概念でもあるProactive Safetyがどのように働くのかその理屈を解説したYouTube動画についての説明です。まずは改めて動画を貼っておきます。

原題はLiDAR:最先端ADAS・自律性の基盤とでもいいましょうか
市街地では飛び出した子供との衝突をAEBにより回避できたが

“プロアクティブ・セーフティは市街地だけでなく、自律性の世界へ移行する際のドライバー・サポートとしても有効です。自律運転で運転可能になるのはまず高速道路です。高速道路における自律性で難しいのは運転中の安全性と信頼性を確保することです。そこで、標準的な高速道路の走行をご覧いただきたいと思います。”

高速道路から自律走行が開始されるというのは、説明するまでもないのですが

  • 歩行者や自転車など予測不能な事態が起きやすいオブジェクトが少ない
  • 交差点・信号がないので渋滞と料金所以外ストップアンドゴーがない
  • 一方通行でありどの車もほぼ同じ速度で走行するため流れが読みやすい
  • 道路外の建物に出入りする車、対向車がない
  • 追突、レーン移動の衝突回避が基本となる

といった要素が考えられるでしょう。

自律走行は高速道路から(おそるおそる)開始というのが世界の流れ

“非常にシンプルな話、このシナリオにおいてLiDARが走行中に見ているのは、道路端の位置であったり、レーンマーカーであったり、また他の自動車などがレーンのどこにいるのか、ということでこれらは言ってみれば簡単なことなのです。しかし、プロアクティブ・セーフティではさらに重要な役割として、おかしな挙動、危険なこと、突発的な動きが起きないようにします。”

LiDARの測定したポイントクラウドでオブジェクトを描写

上の画像はよく見慣れたLiDARによる解析画像で、路上のレーンマーカー、自動車、道路外のオブジェクトなどが描写されています。

LiDARの「目」が見守る。このレーン前方の黒いトラックに注目

“ここで先行するトラックや先頭車両が荷物を落とし始めているのがわかります。この瞬間を切り取って見ると、荷物が約100メートル前方で落下していることがわかります。このようにかなり手前で検出できているので、約3.5秒と十分の時間があるように思えますが、時速100km/h以上で走っていると長い時間とはいえなくなります。しかし、この間にシステムが計画的に順応し、ただブレーキを踏むのではなく、事前に何ができるかを考えることができます。まず隣の車線のスペースを確認する時間があることがわかります。”

左上には自動走行中のサイン

“そして本当に重要なのは、ドライバーに「これから操作します」と伝える時間があることです。これにより、車両が何の警告もなく動き出すことがなくなり、信頼と自律性システムを構築することができます。このように、積極的な安全性(筆者注:これこそがプロアクティブセーフティーの真髄)と自律性は共生しているのです。これらは2つの別々の技術ではありません。プロアクティブ・セーフティは、これらのクルマで可能なすべてのことを支え、オートノミーはそのセーフティ・エンベロープから生まれるのです。”

レーンチェンジをドライバーに警告

セーフティ・エンベロープとは日本語にするのが非常に難しいですが、安全性確立のための包括的な相互作用という感じでしょうかね。

システムがためらいなく落下物を回避
スローダウンしたトラックも無事回避

このケースと比較できるのがこちらの映像、テスラのオートパイロットで走行中、前方にある事故車にノーブレーキで激突。そもそも見えていないのでどうしようもない。「FSDのバージョンはなんでしょうか?」などと聞くのはNGです。

“来年に向け機能分野に進出し、これらのソリューションをお客様に統合する方法を見つけ、その可能性を世界に示すことができるのは実にエキサイティングなことです。LiDARのセンシングからアクションに至るまで、あらゆる面で可能性を追求していきます。”

CES2022でのデモは印象的だった

株価の方は地合いも悪く一時11ドル台もあったんですかね、20ドルあたりあるいはもっと上で買っている方は「もっと安く買えたのに」とか「どこまで下がるのかこわい」などと思われるかもしれませんが、長期で見ておられる方なら20ドルでも12ドルでも誤差みたいなもので正直あまり関係ないのではと思います。1ドル下がるごとに1万の含み損が増えているわたしが言っているのですから大丈夫ですよ、最後に勝てばいいのです。

長期の方でしたらこういう相場の時はチャート見てイライラする必要なんてありませんから放置して夜はぐっすり寝られた方がいいと思います。

2 thoughts on “(続)LiDAR:プロアクティブセーフティーの基盤”
  1. 日産のGround Truth Perception技術のデモ車は、LuminarのLiDAR(Hydra)搭載なのですね。Irisを搭載した日産車、ぜひ実現してほしいです。

    1. Ofeyさん、コメントありがとうございます。ボルボやメルセデスも楽しみですが、やはり日本車に採用されるのはうれしいですね。わたしも実現を楽しみにしています。量産時は全てIrisになるはずですよ。

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