朝起きてメルセデスとのパートナーシップのニュースを読んだときは本当にうれしかったですね、もし読んでおられなかったら以前に書いた記事もご参考にしてみてください。メルセデスの採用の可能性についてはまあまあいい線いっていたと思います。

→ルミナーについて新事実発見?

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Q: このパートナーシップについてはどのくらい現実的な話なのでしょうか。またルミナーのLiDARが搭載されるメルセデスの台数はどのくらいになりそうですか?

メルセデスとご一緒しているドイツのシュトゥットガルトからお届けします。この業界では自律走行機能のR&Dから実際量産に移すまでさまざまなことが行われています。ですから、この技術を消費者向け車両に導入するという観点で言えば、これは本当に画期的なマイルストーンと言えます。しかし、実際に人々の手に渡るのは量産化されてからです。メルセデスはこの技術が搭載される予定の具体的な車種、ラインナップをまだ発表していません。とはいえ次のプラットフォームの一部であることは間違いありません。そして、彼らが年間数百万台の車両を出荷しているのはご存じのとおりです。いずれにしてもどこかでスタートすることですし間違いなく大きな飛躍となりますね。

Q: メルセデスには他のLiDARサプライヤー(Valeoでした)がありましたが追い出してしまったようですね?ADASについては、これは単なる(従来型の)高度な運転支援機能なのでしょうか。それとも、メルセデスは実際にコンシューマー向け自動車のセミAV、フルAVに移行しようとしているのでしょうか。

(他のサプライヤー(Valeo)のことには触れず。。。)この技術に関しては運転支援の基本的な部分に関してもまだ大きな改善の余地がありますし、このレベルの性能と速度で、初めて本当に自律的な機能を実現することができるようになりました。しかし、この技術に関して言えば 同じハードウェアで両方の側面を進化させることができるのです。ですから、安全性の観点からもドライバーの時間短縮の観点からも、間違いなくメリットがあります。これは、わたしたちが当初から言ってきたことを証明するものです。


オースティン・ラッセルは早口で癖もあって明らかに考えていることに話しが追いついていないですね、当然といっちゃ当然ですがメルセデスの今後の計画については慎重に言葉を選びつつ多くを語らず。しかしキーワードは「年間数百万台を出荷しているメーカーで、いずれどこかから手を付けることになる」という話だと思います。メルセデスとしては安全に関する先進性でボルボあるいは他のメーカーに大きく先行される事はプライドが許さないでしょう。

最新のSクラスでもVelodyne製と思われるLiDARのテストが行われていたが

「手を付けるところ」はずばり上の動画にも出ているW223Sクラス2024年モデル、そしてEQSになると予想します。そしてもしかすると現行のSクラス、EQSに使われているDrive Pilotという名称はルミナーのシステムを搭載したニューモデル発売と共に刷新されるかもしれません。新型車の予想には今後自動運転についての装備がどうなるのかも話題に含まれるようになることでしょう。

7 thoughts on “メルセデスとのパートナーシップに関するインタビュー”
  1. やりましたね!!!
    朝起きて出来高を見た瞬間に何かとんでもないことになってると思いました。ますます目が離せなくなってきますね!

    1. さすがキング・オブ・ライダーですね。困ったことにVelodyneが食われちゃってるんですよね、でもキネティックの話もあるし棲み分けしてがんばってほしいです。

  2. これで、ボルボとメルセデスさらにはエヌビディアとの提携でかなり将来が期待できますがMr.Stockさん的にはこの先の株価はどのくらいまでを想定されてますか?参考までに教えていただけると有り難いです。

    1. 株価予測は難しいですね、普段どの株もいくらまで行くとかいうことをそこまで考えたことがないんですが、あえてイメージするとしたら売上が10億ドルを超えたらかなりの期待値込みで150〜200ドルが目安になるかなとか思います。ボルボとメルセデス向けだけでも数年後150万台/年は売れると思うんですが、単価500ドルで7.5億、その他のパートナー向けで残り2.5億はそれほど厳しくないかなと思います。問題は供給体制にあると思っていましたがルミナーの担当は既に予定数の生産体制はできていて、数年後を睨みさらに増産できるよう早くも準備を始めているということらしいので実績に伴い急激に株価は上がりそうですけどね。期待したいです。

  3. ありがとうございます。参考になります。個人的にも100ドルはいってほしいなと思っていたのでそこを想定して保有します。ベロダインはせめて20ドル付近にはいってほしいなと!

    1. 100ドルの到達に関して最も大きな障壁は「ルミナーに限らず自動運転車両が大事故を起こして規制が入る、あるいは認可が取り消されるなど自動運転に対するバッシングが始まること」だと思っています。これは結構可能性が高いので自動運転への移行は止まらなくても遅れることにはなるでしょう。

      ベロダイン、苦しい状況ですが市場の確立と共に上がってほしいですね。LiDAR関連の株価自体はバブルではないので20ドルはそれほど大きな目標ではないはずですがいずれにせよ数年がかりですよね。

  4. なるほど。でも、事故はライダーの性能以外の影響も大きいですよね。その時の状況次第では避けられない事故もあるでしょうし。まずはボルボ、メルセデス共に高速道路下でレベル3を目指すということですよね。なんとなくルミナーは念には念を入れて製品開発してそうな勝手なイメージがあるので、その辺りもクリアしてくれるものと信じております。

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