これは新しいニュースでもなんでもないんですが、ほとんどのマスコミ情報は詳しい話を書きませんので、投資家の皆さんに正しい情報をお伝えしたいということでまとめておきます。日本語の情報はストッククローラー以外にほとんどありませんので少し掘り下げた内容を知っておくチャンスですよ。

6月1日にルミナー・テクノロジーズは、次の4つの業界団体との連携を発表しました。

これらの団体の情報と、連携する意味について書いておきます。

Alliance for Automotive Innovation (Auto Innovators

オートイノベーターは2020 年に自動車メーカー連合オート アライアンス)とグローバル オートメーカー協会 グローバル オートメーカーズ)が合併して設立されました。オートイノベーターの目指すところは次のようなものです。

  • アメリカの自動車業界の発展
  • 安全性の向上
  • エネルギーと環境問題
  • 技術革新

このうち、ルミナー・テクノロジーズに関係するのはまず安全性の向上でしょう。オートイノベーターによると、安全性向上にはクラッシュの回避と保護、ドライバーの行動という要素が関係しています。クラッシュの回避と保護はルミナーがLiDARテクノロジーによって実現しようとしていることそのものですね。ドライバーの行動についてですが、注意力散漫なドライバーによって多くの交通事故が起きているのが現実で、実に94%の事故がドライバーの特定の行動(スマホ操作、よそ見、居眠り、信号無視など)に起因するとのこと。ここも自動運転や自律走行によって改善できるであろう部分ですね。

4番目の技術革新についてはいくつかのカテゴリーがあり、そのうちのひとつが自動運転というわけです。なにか特定の技術に依存して自動運転を推進させるわけではないと思いますが、LiDARは既に自動運転を支える不可欠な技術になりつつあり、ルミナーの加盟は既定路線でしょう。

Center for Automotive Diversity and Inclusion(CADIA)

CADIAは自らの組織を自動車業界における多様性、公平性、包括性に焦点を当てた非営利団体、と標榜しており、法人や個人問わず有料で会員登録することができます。ダイバシティーに重きをおいているということで若干扱いにくいため説明はここまで。

Automotive Information Sharing and Analysis Center(Auto-ISAC)

自動車に対する新たなサイバーセキュリティーリスクに関する情報を共有および分析し、世界の自動車業界全体で自動車のサイバーセキュリティー強化するコミュニティ。

日本からはトヨタホンダなどの自動車メーカーをはじめデンソーパナソニックなどのサプライヤーも参加しています。自動車に自律性がもたらされ、ドライバーのいない車両が世界中を走るようになればどのようにして巧妙な犯罪者の脅威から車を保護するかは極めて大きな課題だと言えます。Auto-ISACのコミュニティーメンバーはサイバーセキュリティーの研究者、学会、個人の情報提供者からの貴重な情報を共有することができます。

Partners for Automated Vehicle Education(PAVE)

PAVEはただひとつ、自動運転の未来という目的のために存在する業界、非営利団体、学会の連合組織で、自動運転によりSafety、Mobility、Sustainabilityの3つを向上させていくというのが事業の目的です。こちらのメンバーにはアウディフォルクスワーゲンのドイツ勢自動車メーカーの他、ベロダインライダールミナーなどのLiDAR勢、その他自動運転関連業界の企業や団体が含まれています。

ルミナーには今後も様々な課題が出てくると思います。企業としてのビジネスの問題、社内外のオペレーションの問題、製品の技術的な問題などなどです。どれもクリアしなければならない要素ではありますが、まだ小さなベンチャー企業にとってはあまりにも大きすぎる課題でもあり、このように業界団体と連携することで守られるところも必要でしょう。これら4団体だけを見てもかなりの自動車メーカーやサプライヤー、関連団体との連携ができてくるので、ルミナー・テクノロジーズそして元祖LiDARのベロダインライダー共々業界の中心となって発展していただきたいものです。

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