結局LiDARを採用するどころか、世界中を煙に巻くかのようにカメラ一本で自動運転やるよと独自の道を突き進むテスラ、いやイーロン・マスク。テスラの株をしこたま買っているわたしとしても応援はしていますしイーロン・マスクのすごさも日々実感してはいるものの、周囲の反応は全く芳しくありません。

LiDARの必要性は高まるが

テスラのモデルYルミナー・テクノロジーズHydraが積まれているのが発見され、LAZR株が急上昇してから1週間以上が経過しましたが、今最も注目されているのはもはや「テスラはLiDARを積むのか、積まないのか」でしょう。それほどまでに自動運転にキーテクノロジーであるLiDARが不可欠だと見る筋が多いということです。

発見された車両について、テスラとルミナーにはLiDARに関してある合意があったのだという噂もあれば、単にカメラのみでの運用についてベンチマークが必要だっただけという現実的な見方もありましたが、テスラの下した決断はなんとレーダーさえも外しカメラのみで自動運転機能を維持するというもの。これにより自動運転にかかわる一部の機能、レーンステアリング(レーンアシスト)やサモン(駐車支援)が数週間後に予定されているアップデートが終わるまで一時的に使用できなくなります。

この決定により全世界で同様の変更が行われているわけではなく、全てのモデルに適用されるわけでもないため直ちに車が売れなくなったりユーザーからそっぽを向かれたりすることはないと思われます。では業界の反応はどうかと言えば、投資銀行Cowen&CoJeffrey Osborne(ジェフリー・オズボーン)氏はテスラの決定について「(カメラのみで自動運転の進化が)成功する可能性は低い」と述べていますし、コンシューマー・リポート誌はモデルYとモデル3の安全性についての評価を下げると共に「自動車メーカーが一時的にであれ生産中のモデルから安全性能を省くというのは非常にまれ(ただしテスラはこれまでも例外だったが)」と言及しています。

コンシューマー・リポートはFSDに関する徹底的な調査を実施し、既に調査内容を公表しています。次回はテスラのFSDについてのコンシューマー・リポートの内容をわかりやすくお伝えしたいと思います。テスラの株を買っている人も、買おうと思っている人も、テスラのオーナーさんもそうでない方も必見の内容です(たぶん)。

いずれにせよルミナーであれ他社製品であれLiDARがテスラに直ちに載るということはまずなさそうです。しかし今のテスラを取り巻く状況はこの判断により非常に厳しいものになっているようです。

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