ニュースです。日本語のブログで報じるのはここが最初かもしれません。
どうやらイーロン・マスクは方針を大きく変えたのでしょうか、自動運転テクノロジーの専門家であるGrayson Brulte(グレイソン・ブルルテ)氏※欄外参照によると、カリフォルニアのナンバープレート、大きなルーフラックを取り付けたテスラのモデルYにルミナー・テクノロジーズのHydraが搭載されていたというのです。彼はどうやらルミナーの広報に電話をかけてこの写真に写っているのがルミナー製品と確認しているようですね。
フロリダ州パームビーチで発見されたこの車両がテスラのものだとなぜわかるのでしょうか?それはMFG(License Plates)と言って、一般のナンバープレートではなくメーカーが未発売の、いわゆるプロトタイプの車両をテストするためのメーカープレートを付けているからです。
ブルルテ氏は「わたしはテスラも、テスラのイーロン・マスクも尊敬しているが、自動運転にはLiDARが必要だ」と発言しています。テスラがLuminar Technologiesの製品を採用するのか、LiDARそのものを採用することにしたのかはイーロン・マスクが公表するまでわかりません。しかし、テスラがLiDARをテストしているのは間違いない事実のようですし、LiDAR製品に関心があるのも本当なのでしょう。実は過去にもモデルSでルミナーの製品をテストしていたようなのですが、それから1年もの間ルミナーのLiDARを忘れてはいなかったことになります。
もしかしてですよ、もしかしたら、ひょっとしてですよ、テスラの法務部長がルミナーに移籍したのはこういうことの伏線であったのか・・・いやそれは深読みが過ぎるでしょうか。
イーロン・マスクの好みはさておきテスラのスタッフはその重要性をマスク以上に、あるいは正しく理解していると考えられます。そして乗用車には採用されないとしても、サイバートラックに載る可能性はまだ残されています。また、ビットコインの一連の騒動を見てもイーロン・マスクは発言をコロコロ変えることがあるのを忘れてはならないでしょう。最後の重要なファクターは、ルミナーのLiDARが大幅なコストダウンに成功していることです。マスクはLiDARが馬鹿げているほど高いと考えていたからです。
この件、続報があれば追加します。仮にルミナーがテスラに載るとなれば、これを読んでいるみなさんは大金持ちになる可能性が近づいたかもしれませんよ
目指すところまずは株価200ドル!
追記:テスラがイーロン・マスクの発言通りLiDARを使うのは愚かだと今でも考えており、自社のカメラ技術、たとえばステレオカメラによるセンシング技術のアップデートにルミナーのLiDARを使用する可能性はあるのか?そんなナンセンスな理屈は99.99%ありえないでしょうね。
グレイソン・ブルルテ:Brulte&Companyの共同ファウンダー。ブルルテ&Coはフロリダに本社を置く自律型モビリティアドバイザリー、コンサルティング企業。