Zenseact(ゼンセアクト)はボルボの子会社として生まれた自動運転技術のソフトウェア開発企業です。本社はスウェーデンのヨーテボリ、ボルボ・カーズの本社より東の市内中心部近くにあります。ボルボの自動運転については1990年代に始まり、2017年にはZenunityという会社を設立して研究開発を行っていたのですが、2020年に開発資産をアップデートする形でZenseactが誕生するに至りました。合弁企業のパートナーだったAutolivが事業分割を図り当該事業をVeoneerとして独立、VeoneerはZenunityの株式を取得しましたが、その後VolvoとVeoneeerは合弁事業を清算というややこしい流れでいったん解消し、新たに生まれたのがVolvoが間接的に立ち上げたZenseactだったのです。
同社はセンサーから車両制御までのすべてのプロセスを処理する完全なADASをサポートしており、外部カメラ、レーダー、超音波、LiDAR、ドライバーモニター、車載コンピューターを含めた統合システムを提供する企業です。
パートナー企業
Luminar Technologies:ゼンセアクトはルミナーと共同でSentinel(センティネル)という業界初の量産型フルスタック自律ソリューションを開発しています。LuminarのSentinel+ZenseactのOnePilot自動運転ソフトウェアソリューションの統合でハイレベルな自動運転支援を実現できるというわけです。
Hewlett Packard Enterprise:ヒューレット・パッカード・エンタープライズは次世代の自動運転システムの開発に必要な重要なAIと高性能コンピューティングを提供。
mobilityXlab:モビリティ・エックスラボはZenseactと同じビル内に本社を置く自動車業界の新興企業を対象としたコーポレートベンチャーキャピタル(CVC)。CVCは通常のVCとは違って自社の資金を直接投資対象企業に投資するビジネスとなります。パートナー企業はCEVT(モジュラー開発、仮想エンジニアリングにより新たな製造方法を確立する開発センター)、Ericsson(ICTプロバイダー)、Volvo Cars(ご存知ボルボといえばこの会社)、Volvo Group(トラック、バス、船舶など含むエンジン製造)、Veoneer(アクティブセーフティ、自動運転、乗員保護、ブレーキ制御の開発)、Zenseactの6社。
NVIDIA:わたしも愛用しているエヌビディア製品(単にラップトップに載っているGeforceですけど)、エヌビディアは次世代のアクティブセーフティを実現するために不可欠なハードウェアを担当するということになっています。※株買いたかったけど高くなりすぎました。
Zenseactの自動運転技術は最初の量産製品としてボルボに実装される予定です。開発の主要プレーヤーとしてはボルボ、ルミナー、ゼンセアクトの3社による共同開発という形になります。ルミナー株で一儲けするには第1段階としてこのボルボ向けの製品が順調に流通するようになることが絶対に必要です。ちなみに昨日もルミナー株(LAZR)は順調に下落し、戻す気配もほぼないまま9日連続で陰線を描いております。
[…] ルミナーの上昇はかなりうれしいニュースですが、冷静に考えるまでもなくビッグニュースでルミナー株が上がった、だから単純に大儲けが近いとはいかないと思います。XC90への搭載自体は元から決まっていましたし、現在のファンダメンタルズで考えれば株価はこれでも強含みで、さらなる急激な上昇は非常に投機的でリスクを孕んでいます。たとえばわたしが16ドル台で買ったロットは2ヶ月ちょっとで既に50パーセント近く含み益が出ています。チャート上もしばらくは23~24ドルあたりをキープできれば長期的な上昇の底固めとしてはじゅうぶんでしょう。当面ダラダラ下げ続けてきたので次のチャートのようにここから下抜けしたら厄介だなと気にはなっていましたがひとまず上方向へ一旦抜け出しました。 […]